2013年8月より東日本大震災における被災地である東北の沿岸部を休みの日を使いながら少しずつ少しずつ歩いて南下を始めました。
よく「なぜ歩いて?」と聞かれます。

【歩き始めたきっかけ】
夏休みの我が家の恒例行事だった地元千葉房総半島海沿いウォーキング。
そもそもは2000年の夏に自分で何かやってみたいなぁと思いたって富津岬から始めてみました。
その時は一気に犬吠埼まで・・・なんて考えていたのですが、三日目の鴨川で切り上げて帰りました。
それ以来途絶えていましたが、2007年、中学生となった長男が海沿いウォーキングに興味を示したので、前回の鴨川から親子で再開しました。
2007年は鴨川〜安房小湊(日帰り)
2008年安房小湊〜勝浦〜御宿
2009年御宿〜大原〜三門(ここから次男も参加)
2010年三門〜上総一宮〜白子海岸(長男は高校野球で不参加)
2011年白子海岸〜蓮沼〜旭(長男 高校野球で不参加)
2012年旭〜犬吠埼(長男 高校野球終了で参加、次男不参加)
と数年かけて房総半島の海沿いを歩き通してみました。
すっかり海沿いウォークに憑りつかれてしまい、「さて、この先…どうしたものか?」
と思案していたところ…
2013年5月の新聞で「みちのく潮風トレイル」についての計画の記事を発見。
東日本大震災で被災した東北の沿岸部をトレイルコースで結ぶという壮大なプラン。
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これをみて「どうせ沿岸部を歩くなら次はここだ!やりがいもあるし一人でも続けられそう」と決意しました。
しかし、まだ計画段階。トレイルコースはまだこれからの段階ではありましたが、
「どうせやるなら、出来上がる前にやっちゃえ!」
ということで夏の計画を始めました。
心の片隅に震災当時に自分が何もできなかった…という想いもありました。
ニュースで見聞きすることだけではなく、実際に自分の脚で歩くことで、復興の現状について感じることができれば…と思いました。

スタートは潮風トレイルと同じ八戸の蕪島にしました。
新幹線の駅からのアクセスもよい…という意味もありました。
当初は
8月9日三沢の青森屋(星野リゾートを拠点として蕪島からウォーキングスタートし八戸線の時間を見ながら行かれるところまで行ったら八戸線で戻る…
で、二日目の8月10日は十和田湖周辺を観光して八戸から新幹線で帰る!という計画でした。

しかし、8月9日は東北地方に「かつて経験したことのない豪雨」と称されるくらいの天候に見舞われてしまいました。
多少の雨なら歩くつもりでおり、とりあえずスタート地点である蕪島へ移動
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したものの
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名物のうみねこも飛べない程の雨では
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とりあえず初日のウォーキングは諦めて
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ひとまず先に三沢の青森屋さんにチェックインすることとしました。
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この青森屋さん。行ってから気づきましたがかつての古牧温泉でした…もう25年以上前に今は亡き母と一緒に訪れたことのある宿であることに驚きました。
その後、雨もひと段落してきたので、計画としては翌日の予定としていた十和田湖付近のドライブを先に済ませちゃおうという事にして出発。
奥入瀬渓流
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十和田神社
鬱蒼とした林の中に佇み荘厳な雰囲気が漂っていました。
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十和田湖周辺は中学時代に修学旅行でも訪れましたが、閉鎖された旅館なども多く少し淋しい雰囲気になっていました(;_;)
その後、拠点である青森屋さんへ帰還しました。

【東日本大震災復興祈念ウォーキング スタート】

…で、翌8月10日
青森屋さんチェックアウト
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この日は快晴。帰りの新幹線の時間まで可能な限り歩いてみようってことで、再び蕪島へ
蕪島〜種差海岸
昨日とは打って変わってという色合いになっています。
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蕪島から眺める八戸港は昨日の豪雨で濁っています。
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入り江の海水浴場側です。遠目に見える青い建物は水産科学館マリエント
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再度蕪島神社で安全祈願の後、ウォーキングスタートです。

マリエント方面から眺めた蕪島神社です。
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(蕪島神社は平成27年11月の火災で焼失中。平成30年に再建される予定だそうです。)

途中に現れた西宮神社。ウミネコ?かわかりませんが、参拝中でした。
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歩き始めて程なく、岩場が続く素晴らしい海岸線になります。
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海草採りのおじさんとお話ししました。
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奇岩続きの海岸の風景をお楽しみください。
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崩れてきたら壊そう(*_*)
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青い空とのコントラストが綺麗です。
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遠くの海は濁りもなく青さが見えてきました。
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県道1号線(通称うみねこライン)
通り過ぎた自転車も今日は気持ちよさそうです。
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蓑毛崎展望台
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展望台からの風景。
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浜の方向へ降りる遊歩道が整備されています。
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この一帯は大須賀海岸です。
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岩が印象的なエリアですね。
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波の打ち寄せる付近もきれいな青になりました。
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歩きやすそうな歩道です。
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この辺りは整備されていて、景色を楽しみながら行くには最適なコースです。
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こっから有名な種差海岸
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美しい浜辺が拡がる
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大雨の影響も海からは消えました。
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なんか動物に見えませんか?
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一旦、林の中を通過しますが、
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種差海岸の遊歩道をキャンプ場まで歩き切るとまたそこから絶景スポット。
天然芝生の自生地が拡がります。
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憩いのスポットになっていました。
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ウミネコも
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高台に見えますが、津波がこの芝生すらも遥かに呑込んだという表記があります。
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八戸線の種差海岸駅はここからすぐです。潮風トレイルとしても絶好の推しポイントにしているようです。

しばし休憩の後、再スタート。
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続いて現れるは高岩展望台。
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…からの風景
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岩手との県境まで行きたいな…と思いましたが、八戸線で八戸まで戻っての時間を考えると今回は諦めました。
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八戸線の踏切です。
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JR八戸線 大久喜駅
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16:00 第一弾はこの駅にて終了…
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秋の部へ続く