188cdabd.jpg今日は季節を逆行するような陽気ですが、早いものでもう、べったら市の頃となりました。
日にちの経つのは早いもの。告知しそびれたまま、明日、主催公演の当日を迎えることになりました。
このところご無沙汰続きだった主催公演「踏影会」 。実に四年ぶりです。
今回は新しく名取になられた白蝶さんが、自らのたっての希望で「吉野山」の忠信に挑戦、名取のお披露目をします。私も 静御前でお相手します。とにかく一生懸命なので、いい舞台にしたいと願っています。
このご時世、何かと大変な中、参加して下さった出演者の皆さまのお陰様でここまで参りました。あとは無事本番を迎え、無事に幕を下ろすことができるよう祈るのみです。
今回私は「外記節猿(外記猿)」 と「俄獅子」を勤めます。かねてより申の年に「外記猿」 を踊りたいと思っていましたが、猿と獅子とはごししょのもの(神仏のご使者のもの/ご殊勝もの等の意)…という詞章のように、奇しくも猿と獅子の演目を踊ることになりました。ご殊勝ものの神仏の使わしめ。有難いことです。大切に勤めてきたいと思います。

明日10月20日、国立小劇場
『踏影会』
午後2時半開演
是非多くの皆様にご覧いただきたく願っております。(当日のお問い合わせは国立劇場 TEL03-3265-7411 までお願いいたします。)