アメリカ・マイナーリーグ審判の平林です。
現在は、マイナーリーグのオープン戦に参加していて、来週4月3日からは、いよいよ公式戦が始まります。
本日、無事オープン戦の日程を終えて、6人いたここホワイトソックス・キャンプにいたメンバーのうち、僕以外の5人は皆自宅へ戻りました。あっという間の3週間でしたが、1人になるとやはり寂しいものです。

オープン戦では、とても良い経験が出来たと思います。球審は、5回やりましたが、最初にルーキー級の試合を担当しましたが、あとは全て、3Aがらみの試合を担当させてもらいました。3Aの試合には、たくさんのメジャーリーガーも出場したので、僕自身にとって、良い経験をさせてもらいました。
日本人の大家投手、三澤投手をはじめ、ジム・トーミ選手、ジャメイン・ダイ選手といったホワイトソックス主軸打者、クローザーのボビー・ジェンクス投手、ついには、ランディ・ジョンソン投手までジャッジすることができました。
ここまで、順調にオープン戦をやってきて、、今シーズン2Aで審判をする自信が持てた事が一番の収穫かと思います。

4月3日の開幕は、アラバマ州のモンゴメリーというところで迎えます。一緒に仕事をするのは、クルーチーフとしてアート・ティグペンという審判で、以前に審判学校で一緒だったことがあるので、良く知っている審判です。もう一人は、ブレント・ケビンズという審判です。こちらは、面識はないのですが、良い審判だと聞いているので安心しています。
アートが41歳、僕が42歳、ブレントが39歳と、間違いなくマイナーリーグ最高齢クルーだと思われますが、人生経験の差をまわりに見せたいと密かに張り切っています。

日本の気候は、どうですか?
アメリカは、地域によって全然違います。今いるアリゾナは、真夏のように暑いのですが、数日前のニュースでは、シカゴあたりは大雪だそうです。あらためて国土の広大さを感じるところです。

アリゾナ州ツーソンにて
平林 岳