●予想以上の”汗”の量

 日本で審判をしている時の記憶でいうと、梅雨明け直後の今時期が、一番暑い時期だと思う。日本も暑さが本番で
あると察するところである。
 
 さて、こちらフロリダも暑いということは、覚悟してきていた。そして実際とても暑い。このところの気温が、華氏で92度ぐらい。(約摂氏33度ぐらいかなあ?)勿論、気温も高いが、問題なのは、湿度の高さなのである。日本も湿度が高いが(大体75%ぐらいですか?)、ここの湿度は、大体95%から100%なのである。この差が、今までに経験のない大量の汗となって試合中に体外に放出されるのである。少し前までは、ズボンのお尻のあたりが湿ってくる程度だった汗が、このところは、ズボンの膝のあたりまで濡れてくるのである。勿論、上半身は、びしょびしょである。
 このズボンの汗が問題なのである。この汗が、ズボンからボールをキープしておくためのボールケースに伝わっていき、ボールが湿っていくのである。多少の汗なら大抵のピッチャーは、何も言わないが、ピッチャーの指先は、意外とデリケートなので、この湿り気が気に入らないでボールの交換を求めてくる投手もいるのである。暑さに関しては、差ほど気にならないのだが、この汗だけは、とても試合中気になってしまう。現在、防水加工のボールケースを注文している。

 この環境で、あと1ヶ月と少し、自分なりに対策を考えて、ベストの仕事ができるようにしていきたい。何か、良いアイディアがあったら教えて欲しい。