cca82f03.jpg●メジャーリーガー 
Extended Spring Training には、メジャーを含めた3A,2A,1Aの選手たちのなかで
ケガなどで戦列をはなれていた選手たちが、リハビリのためにここで調整してから復帰するケースがよくある。自分がいるサラソタにもそのような選手が何人かいる。
  Justin Morneau彼は、ミネソタツインズの若き4番打者で、昨年よりレギュラーになったカナダ出身の選手である。4年前には、この地のルーキーリーグ ガルフ・コーストリーグでプロとしてのキャリアをスタートさせた選手である。彼が、ここでリハビリをしていた訳は、開幕2戦目で頭部に死球を受けて、検査などを受けてメジャーで復帰するためにここで調整していたのだ。ちょうど彼の調整の最後の日に、自分がその試合の球審を担当した。ここでは、メジャーに比べて少しストライクゾーンが広い。自分もその日、彼の打席でもいつものゾーンでアウトコース(打者から遠い場所)の投球をストライクとコールした。メジャーに比べたら少し広いストライクゾーンでのストライクであった。彼は、全く動かずに見逃した。次の投球も同じようなコースへ投球され、その球を綺麗にレフト前に運びヒットとした。さすがメジャーの中軸を打つ打者だなあと感じた。審判のストライクゾーンに合わせて自分のバッティングがしっかりできていたのである。
 ちなみに、翌日彼はメジャーの試合に復帰し、ホームランと2塁打をしっかりと打っていたのだ。メジャーのスタープレーヤーが普通にルーキー選手達と一緒にプレーしている光景がなぜかとても新鮮に自分の目には、映ったのであった